文化財分野も急激な情報の電子化に対応を迫られています。文化財情報の電子化が優れた効果を発揮するためには、基礎情報を考古学的な見解と汎用性のあるデータによって標準化することが重要だと考えます。
デジタルトレースはデータの共有化を目指し、汎用ソフトを使用しています。手実測図面をスキャナで取り込み、歪み補正を行い、ソフト上で遺構の属性に分けてレイヤを構成し、トレースします。
スキャナで図面を取り込むことで、デジタルデータとして保存できます。統一の座標を持たせたCADデータとして、デジタルの地図・遺構図・航測データと共有化できます。
陶磁器画像の貼り込みとデジタルトレースの例
作成した3Dモデルは三角網にテクスチャを貼り付けた状態でマウスで自由にデータを回転し、様々な視点から3次元的な形状や配置を削人することが出来ます。
使用ソフト : トプコン製 PI-3000
ポジ・ネガフィルムのデジタル化サービスを行います。また、図面・写真等のデジタル化についてもご相談ください。
公共座標による調査範囲と地形図の合成GISの基礎資料化